2021年、サイバーセキュリティ研究所では、サイバーセキュリティ教育プログラムの在り方を研究課題とした「サイバーセキュリティ学研究プロジェクト」を立ち上げました。「サイバーセキュリティ講座 Link CySec」は、CySecならびにCySec Expertを修了した学修生と共に「学び続けるための場」を構想し、具現化していく本プロジェクトの主要な研究活動のひとつです。
~ CySecという名の下、学び続けるための場を、様々な形で提供し、継続すること ~
この使命を具現化するため、新たな学びのフレームワークである「サイバーセキュリティ講座 Link CySec」を立ち上げ、試行します。
【開講時期】2026年度前期
【曜日・時限】木曜日 5限(18:00~19:30)
【教室】ハイブリッド(オフライン:5号館12階51207B教室、オンライン:Zoom)
【授業形態】講義
【⽬的概要】
本講座では、デジタル製品のライフサイクルにおいてセキュリティを「後付け」ではなく「上流工程からの必須要件」として組み込む、セキュア・バイ・デザイン(Secure by Design)を体系的に学びます。講義の前半では、企画・設計から実装、運用に至る全プロセスにおいて、いかにしてセキュリティ対策をシームレスに統合するか、を整理します。後半では、最新のサイバー攻撃の潮流やインシデントを通じて、潜在的な脆弱性を設計段階で予見し、能動的に排除するための実践的な思考プロセスを習得します。単なる技術論に留まらず、リスクを多角的に分析・評価する視座を養うことで、堅牢なプロダクト開発をリードできる専門的な基礎能力の確立を目指します。
【達成⽬標】
(1) セキュア・バイ・デザインおよびセキュア・バイ・デフォルトの必要性を論理的に説明できる。
(2) 適切なセキュリティ施策を統合し、レジリエンスを高める対策を立案できる。
(3) リスクの最小化と機能性の両立を図りながら、堅牢な製品開発を主導できる。
【履修条件】(1) CySec Expert (7PS, 8CO, 9PT1, 9PT2) を修了していること、(2) 12SI を受講すること
【授業計画】
2026/04/16(木) 第01回:敵を知り、己を知れば百戦危うからず
2026/04/23(木) 第02回:製品開発プロセスとセキュリティ組込みのタイミング
2026/04/30(木) 第03回:ものづくりの全体像を捉える
2026/05/07(木) 第04回:消しされなかった「3つの手口」
2026/05/14(木) 第05回:ソフトウェア・ハードウェア構成とセキュリティの考慮点
2026/05/21(木) 第06回:本当にセキュアな要件定義
2026/05/28(木) 第07回:インフラとサービス
2026/06/04(木) 第08回:コンポーネントとデバイス
2026/06/11(木) 第09回:ソフトウェアを安全に開発/提供するには
2026/06/18(木) 第10回:脆弱性管理とハードニングからインシデント対応まで
2026/06/25(木) 第11回:スレットインテリジェンスと脅威エクスポージャー管理
2026/07/02(木) 第12回:育成と教育:ステークホルダーとサプライチェーン
2026/07/09(木) 第13回:社会全体で立ち向かう
2026/07/16(木) 第14回:総括
【開講時期】2026年度前期|後期
【曜日・時限】集中講義
【教室】5号館12階51207B教室
【授業形態】演習
【⽬的概要】
本演習は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が運営するサイバーセキュリティ産学官連携拠点CYNEX(Cybersecurity Nexus)の基盤を活用した、実地トレーニングプログラムです。演習では、サブプロジェクトCo-Nexus Cが提供する実践的なサイバー攻撃演習環境を使用し、独自のシナリオに基づく実機ベースのハンズオンを行います。受講生は数名ずつのグループに分かれ、与えられた演習シナリオの攻略に取り組むことで、サイバー攻撃手法への理解を深めます。チーム内での連携を通じ、インシデント発生時の事案対処に不可欠な高度な技術と判断力を習得することを目的としています。
【達成⽬標】
(1) 適切な診断・解析ツールを駆使して、事案の検知から封じ込め、復旧に至る一連の対処手順を実践できる。
(2) 緊迫した状況下においてもメンバーと協力して課題解決にあたるためのコミュニケーション能力を発揮できる。
(3) 実機ベースの経験に基づいた、より堅牢で実効性の高いネットワーク防御・堅牢化策を立案できる。
【履修条件】あらかじめ9PTを受講しておくことが望ましい
【授業計画】前期
開講準備のため未実施
【授業計画】後期
2026/10/03(土) 第01回:演習:演習環境の利用準備 (11:00~15:00)
2026/10/03(土) 第02回:第02回以降は、グループワークを構成し、提示された課題に取り組む (11:00~15:00)
2026/10/17(土) 第03回:演習[グループワーク]:提示された課題に取り組む (11:00~15:00)
2026/10/17(土) 第04回:演習[グループワーク]:提示された課題に取り組む (11:00~15:00)
2026/11/07(土) 第05回:演習[グループワーク]:提示された課題に取り組む (11:00~15:00)
2026/11/07(土) 第06回:演習[グループワーク]:提示された課題に取り組む (11:00~15:00)
【開講時期】2026年度後期
【曜日・時限】集中講義
【教室】ハイブリッド(オフライン:5号館12階51207B教室、オンライン:Zoom)
【授業形態】演習
【⽬的概要】
本講座は、サイバーセキュリティの「社会実装」に深く貢献できる高度人材の育成を目的としている。講義では、セキュリティ技術者に留まらず、コンサルタント、経営者、行政官など、第一線で事案対処や政策決定に携わる実務家を招聘し、産官学の多角的な視座から、サイバーセキュリティの実装における具体的な活用事例(または失敗事例)を深く洞察することで、技術・経営・法制度が交差する現代的な課題への対応力を養う。実務に即した具体的なテーマを通じ、社会の安全基盤を支え、実装をリードできる実践的な知見の習得を目指す。
【達成⽬標】
(1)サイバーセキュリティの事案を技術・マネジメント・法制度の多角的な視点から分析できる。
(2)セキュリティ対策を社会や組織に導入(実装)する際の障壁を特定し、その克服に向けた現実的なアプローチを提案できる。
(3)自らの専門領域において、サイバー安全基盤の強化に直結する具体的なアクションプランを立案できる。
【履修条件】あらかじめ7PSを受講しておくことが望ましい
【授業計画】 発表担当
2026/09/12(土) 第01回:サイバーセキュリティ活用事例の発表と討議 (4限 14:50~16:20)
2026/09/26(土) 第02回:サイバーセキュリティ活用事例の発表と討議 (4限 14:50~16:20)
2026/10/10(土) 第03回:サイバーセキュリティ活用事例の発表と討議 (4限 14:50~16:20) 清水伸太郎
2026/10/24(土) 第04回:サイバーセキュリティ活用事例の発表と討議 (4限 14:50~16:20)
2026/11/14(土) 第05回:サイバーセキュリティ活用事例の発表と討議 (4限 14:50~16:20)
2026/11/28(土) 第06回:サイバーセキュリティ活用事例の発表と討議 (4限 14:50~16:20)
2026/12/05(土) 第07回:サイバーセキュリティ活用事例の発表と討議 (3限 13:10~14:40)
2026/12/05(土) 第08回:サイバーセキュリティ活用事例の発表と討議 (4限 14:50~16:20) 特別講座(予定)
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First Published: 2026/03/24 23:27:04 (Tue)