東京電機大学 情報セキュリティ研究室 研究室活動
東京電機大学 情報セキュリティ研究室では、授業の一環として、研究室の学生が学外の方との交流を通していろいろな分野を知る、質疑応答などを通してコミュニケーションの大切さを知るなどに取り組んでいます。オフラインでの研究室来訪をお待ちしております。
情報処理学会 第49回セキュリティ心理学とトラスト研究発表会 (2022/12/23)
12月22日(木)~12月23日(金)、第49回セキュリティ心理学とトラスト研究発表会が開催されました。情報セキュリティ研究室からは1名がオンライン発表しました。
堀井大雄:相互協力による継続的観測システムを用いたC2サーバの稼働状況の調査 [horii22a]
掲載論文「学内CSIRTと連携した学生自主運用型マルウェア対策教育プログラムの提案」の紹介 (2022/12/15) 松井紘大
情報処理学会論文誌 Vol.63 No.12 PP.1716~1725 (Dec. 2022) [matsui22]
タイトル:学内CSIRTと連携した学生自主運用型マルウェア対策教育プログラムの提案
概要:標的型攻撃などのサイバー攻撃にともなう持続的な脅威に対処するためには、サイバーセキュリティ人材の育成やCSIRT活動の裾野を広げていくことが必要である。本論文では、大学の研究室と大学に設置されているCSIRTの協力を得て、実環境下での実践型のサイバーセキュリティ人材の育成を目的とした、学生が自主的に運用するマルウェア対策教育プログラムを提案する。さらに、教育プログラムとして開発したマルウェア指令サーバ観測演習の実施結果から学習効果の評価を通して有効性を示す。
CySec情報セキュリティ学内向け講座
~最近のサイバーセキュリティはどうなの?~ (2022/12/13)
~最近のサイバーセキュリティはどうなの?~ (2022/12/13)
タイトル:インターネットとの向き合い方 ニセ・誤情報に騙されないために
講師:笹村直樹(東京電機大学サイバーセキュリティ研究所)
ニセ・誤情報を知り、それに備えることができるようになるため考え方について紹介しました。
[参考情報] https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/special/nisegojouhou/
日本クラウドセキュリティアライアンスの片岡武義氏による講義 (2022/12/06)
2022年後期授業「クラウドコンピューティング」において、外部講師としてお招きした日本クラウドセキュリティアライアンス/ネットワンシステムズの片岡武義氏による講義「ネットワーク仮想化」を実施しました。 講義では、ネットワーク機能をソフトウェアで再定義するSDN:Software Defined Network、ネットワーク要素を仮想化インフラで再定義するNFV:Network Functions Virtualizationなどを取り上げてもらいました。
日本クラウドセキュリティアライアンスの野原峰彦氏による講義 (2022/11/30)
2022年後期授業「クラウドコンピューティング」において、外部講師としてお招きした日本クラウドセキュリティアライアンス/マクニカの野原峰彦氏による講義「コンテナ型仮想化」を実施しました。 講義は、コンテナの歴史と技術概要や利用事例の紹介、コンテナ技術のひとつであるDockerを使ったアプリケーションの配備などの演習を通して、コンテナ型仮想化を体験しました。
CySec情報セキュリティ学内向け講座
~最近のサイバーセキュリティはどうなの?~ (2022/11/29)
~最近のサイバーセキュリティはどうなの?~ (2022/11/29)
タイトル:フィッシングサイトをテイクダウンするための活動とは
講師:武田康博(東京電機大学サイバーセキュリティ研究所)
フィッシングサイトをテイクダウンするために、金融機関が取り組んでいる活動について紹介しました。
CySec情報セキュリティ公開セミナー
~サイバーセキュリティことはじめ~ (2022/11/18)
~サイバーセキュリティことはじめ~ (2022/11/18)
国際化サイバーセキュリティ学特別コース(CySec)では、基礎から応用までを体系的に学べる場の提供を持続的/発展的に実現していくために、サイバーセキュリティ研究所とタッグを組み、サイバーセキュリティ教育プログラムの在り方を研究課題とするサイバーセキュリティ学研究プロジェクトを推進しています。このプロジェクトの中で、情報セキュリティ対策を進めるにあたり、「もし事故を起こしてしまったら」を自分ごととして捉えることを、地域の方々と一緒に考えていこうという取組みを具体化したものが、「CySec情報セキュリティ公開セミナー~サイバーセキュリティことはじめ~」です。
日本クラウドセキュリティアライアンスの甲斐賢氏による講義 (2022/11/16)
2022年後期授業「クラウドコンピューティング」において、外部講師としてお招きした日本クラウドセキュリティアライアンス/日立製作所の甲斐賢氏による講義「サーバ仮想化」を実施しました。 講義では、クラウドにおけるサーバ管理について、誰がクラウドのサーバを管理するか、どのようにサーバを管理するかという視点から解説した後、管理対象であるサーバの「望ましくない状態」についてグループ討議しました。
CySec情報セキュリティ学内向け講座
~最近のサイバーセキュリティはどうなの?~ (2022/11/15)
~最近のサイバーセキュリティはどうなの?~ (2022/11/15)
タイトル:ボードゲームから学ぶサイバーセキュリティ
講師:村上弘和(東京電機大学サイバーセキュリティ研究所)
ボードゲームを通じて、インシデントが発生したときに、どのような対応をすれば良いかなどを学びました。
日本クラウドセキュリティアライアンスの満田淳氏による講義 (2022/11/09)
2022年後期授業「クラウドコンピューティング」において、外部講師としてお招きした日本クラウドセキュリティアライアンス/ソフォス(株)の満田淳氏による講義「クラウド提供とセキュリティ」を実施しました。 講義では、クラウドセキュリティ要件について解説した後、「クラウドサービス選定にあたっての管理項目」についてグループ討議しました。
情報セキュリティ研究室のHP移設 (2022/11/05)
【お知らせ】情報セキュリティ研究室のHPは2022年11月5日より、下記のURLに移設しました。
https://blog.isl.im.dendai.ac.jp/
日本クラウドセキュリティアライアンスの勝見勉氏による講義 (2022/11/02)
産学連携によるクラウドセキュリティ普及促進の一環として、2022年後期授業「クラウドコンピューティング」において、外部講師としてお招きした日本クラウドセキュリティアライアンスの勝見勉(かつみべん)氏による講義「クラウド利用とセキュリティ」を実施しました。 講義では、クラウドに固有のセキュリティについて解説した後、「クラウド利用におけるセキュリティ課題」についてグループ討議しました。
CySec情報セキュリティ学内向け講座
~最近のサイバーセキュリティはどうなの?~ (2022/11/01)
~最近のサイバーセキュリティはどうなの?~ (2022/11/01)
国際化サイバーセキュリティ学特別コース(CySec)では、サイバーセキュリティ研究所とタッグを組み、サイバーセキュリティ教育プログラムの在り方を研究課題とするサイバーセキュリティ学研究プロジェクトを推進しています。
タイトル:ゲームアプリ?に潜む危険
講師:宮内雄太/佳山こうせつ(東京電機大学サイバーセキュリティ研究所)
そのゲームアプリは大丈夫ですか?という疑問を投げかけると共に、ゲームアプリを装ったサイバー攻撃活動について紹介しました。
NTT東日本の鈴木文仁氏、岡安翔太氏、佐藤篤志氏による研究室訪問 (2022/11/01)
鈴木文仁氏、岡安翔太氏、佐藤篤志氏にオンライン形式で情報セキュリティ研究室に来訪して頂き、「ゼロトラスト」についてお話しを伺いました。「ゼロトラスト」とは、2010年に提唱された「Verify and NeverTrust (決して信頼せず必ず確認せよ)」を前提とする概念です。詳しくは、NTT東日本の「コラム」を参照ください。
[参考情報] https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/column-164.html
日本電気の鈴木明日香氏、矢野由紀子氏による研究室訪問 (2022/10/28)
日本電気の鈴木明日香氏、矢野由紀子氏に情報セキュリティ研究室に来訪して頂き、「ミスリードURL」についてお話しを伺いました。「ミスリード」とは、正規のURLを構成する文字とそれに似せた別の文字を置換するなどして、視覚的に誤解を誘うアプローチで、その代表的な手法として「ホモグラフ攻撃」と呼ばれるものがあります。詳しくは、「NECセキュリティブログ」を参照ください。
[参考情報] https://jpn.nec.com/cybersecurity/blog/220107/index.html
杉山サカエ氏による研究室訪問 (2022/10/27)
米国で情報セキュリティ業務に従事されている杉山サカエ氏に情報セキュリティ研究室に来訪して頂き、「情報セキュリティに関わるきっかけ」についてお話しを伺いました。
情報処理学会 MWS Cup 2022への参加 (2022/10/24) 岸田葉、鈴木松卓、戸川來星、峰岡侑都
10月24日(月)から10月27日(木)、熊本城ホールにおいて、コンピュータセキュリティシンポジウム2022(CSS2022)ならびに、MWS Cup 2022が開催されました。MWS Cupは、マルウェアやサイバー攻撃の解析技術を競うコンテストで、実際に発生したサイバー攻撃やマルウェア検体を題材にした実践的な問題が出題されます。情報セキュリティ研究室からは「チーム人海戦術」として、3名が現地、1名がオンラインで参加しました。
「チーム人海戦術」は、大学間、社会人との交流を通し、切磋琢磨することを目的した混成チームで、東京電機大学、静岡大学、明治大学、東京情報大学、(株)日立製作所、(株)日立システムズが参加し、計4チーム(人海戦術 Xakuro、人海戦術_Sapphire、人海戦術_Emerald、人海戦術_Nitamago)を編成してMWS Cup 2022に挑戦しました。
学部4年生:中間報告会 (2022/10/21)
中間報告会を開催しました。情報セキュリティ研究室からは11名がオフラインで、1名がオンラインで発表しました。
日時:2022年10月21日(金) 13:00~17:00
場所:1号館14階 学科会議室2 (11410)
金融ISACの宮内雄太氏による研究室訪問 (2022/10/14)
金融ISACの宮内雄太氏に情報セキュリティ研究室に来訪して頂き、金融分野におけるサイバーセキュリティ強化として取り組んでいる「自助」、「共助」、「公助」の活動についてお話しを伺いました。
修士2年生:中間発表会 (2022/09/05)
情報メディア学専攻の修士論文中間発表会を開催しました。情報セキュリティ研究室からは5名がオフラインで発表しました。
日時:2022年09月05日(月)
場所:2号館9階 2901教室
岡安良輔:One-Class SVMを用いたIoTボットネットの検知手法の評価
堀井大雄:C2サーバを対象とした相互協力による継続的観測システムの提案
ヨウシゲン:脆弱性のあるコードに基づく機械学習を用いたCWEタイプ分類に関する検討
吉川照規:深層学習を用いたメモリ特徴量によるマルウェア検知・分類手法の提案
吉田侑生:シンボリック実行を用いたマルウェア耐解析機能の条件自動特定の効率化検討
JPCERTコーディネーションセンターの内田有香子氏による研究室訪問 (2022/08/03)
JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)の内田有香子氏に情報セキュリティ研究室に来訪して頂き、「サイバー空間から見た世界 ~サイバーセキュリティと国際連携のお話~」というタイトルで、JPCERT/CCの活動についてお話しを伺いました。
JPCERT/CCは、日本におけるサイバーセキュリティの情報収集、インシデント対応支援を行うコンピュータセキュリティインシデントレスポンスチーム(CSIRT)です。内田氏は、JPCERT/CCの活動において国際連携を担当しており、2021年から、CSIRTの国際団体であるFIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)の理事を務めています。JPCERT/CCは、情報セキュリティに関わる人にはよく知られている組織ですが、学生には、どのような活動をしている組織なのかが十分に知られていないところもあります。今回は、研究室訪問と言う形でしたが、次回は、同じ研究室訪問でも、学内できれば学外の方も聴講できる研究室訪問を実現したいと考えています。
情報処理学会 第48回セキュリティ心理学とトラスト研究発表会 (2022/07/19)
7月19日(火)~7月20日(水)、第48回セキュリティ心理学とトラスト研究発表会がオンラインで開催されました。情報セキュリティ研究室からは1名がオンライン発表しました。
堀井大雄:C2サーバを対象とした脅威持続把握のための公開情報の再考 [horii22]
発表者からひと言
[堀井] 今回の学外発表は私にとって2回目となり、不正接続先の稼働状態を把握する上での公開情報の活用法を考え直すという内容で発表しました。発表後の質疑応答では、緊張から論文の目的について適切に伝えきれず、心残りが残ってしまいました。しかし、自分自身が研究目的をしっかり把握すれば緊張しても研究の意図を伝えられるはずなので、目的を見失わないように振り返りをする時間を多く設けることが重要だと感じました。特に私は、今取り組んでいることに過集中して全体像を忘れがちになるきらいがあります。これは卒業までに直すべき点であり、対策として、研究作業に取り組む前後に研究目的を確認する時間を設けています。
NTTコミュニケーションズの二瓶雄貴氏、NFLabsの飯田良氏、FFRIセキュリティの松木隆宏氏による研究室訪問 (2022/07/13)
オンライン形式でNTTコミュニケーションズの二瓶雄貴氏、オフライン形式でエヌ・エフ・ラボラトリーズの飯田良氏、FFRIセキュリティの松木隆宏氏に情報セキュリティ研究室を来訪して頂くという、ハイブリッド型の研究室訪問を実施しました。二瓶氏、飯田氏の両名は、情報セキュリティ研究室の卒業生で、会社で仕事をしていく上で心掛けていること、学生時代にやっておきたいことなど、卒業生ならではの講話をしてもらいました。
情報セキュリティ研究室では、授業の一環として、研究室の学生が学外の方との交流を通していろいろな分野を知る、質疑応答などを通してコミュニケーションの大切さを知るなどに取り組んでいます。
日本電気の宇都田賢一氏による研究室訪問(2022/06/15)
日本電気の宇都田賢一氏に情報セキュリティ研究室に来訪して頂き、サイバーセキュリティの国内動向についてお話しを伺った後、「日本のサイバーセキュリティ向上のためにできることはなにか」について、意見交換をしました。
サイバーセキュリティの国内動向では、中小企業を対象としたサイバーセキュリティ対策など、普段あまり触れることのない話題に触れることができ、意見交換では、より広い視野でサイバーセキュリティを考えていく機会となりました。1時間半ほどの研究室来訪は、あっという間に終わってしまいました。学生との交流にお付き合い頂いた宇都田賢一氏に感謝いたします。
情報セキュリティ研究室では、授業の一環として、研究室の学生が学外の方との交流を通していろいろな分野を知る、質疑応答などを通してコミュニケーションの大切さを知るなどに取り組んでいます。オフラインでの研究室来訪をお待ちしております。
P講習報告会 (2022/05/28) 栗原史弥
5月28日(土)にP講習報告会をオンラインとオフラインを合わせたハイブリッド形式で開催し、現地で学部4年生が発表しました。
毎年、情報セキュリティ研究室では、研究室配属された学部3年生を対象に「P講習」という研究室活動を研究室配属後(学部3年生の11月~学部4年生の5月)に実施しています。P講習は、卒業研究を見越したプログラミングスキルの向上や研究室内でのコミュニケーション円滑化を目的とした学生主体の取り組みで、最終課題ではグループに分かれアプリケーション作成を行います。 毎年研究室の学部4年生(前年度卒業生と今年度修士1年生)が企画しており、今年度は学部3年生計12名を3班に分け「情報リテラシー・情報セキュリティに関するアプリ・ゲーム」というテーマで最終課題であるアプリケーション作成に取り組んでもらいました。
28日の成果発表会では現研究室メンバーだけでなくOBも参加し、質疑応答では技術的な部分で切り込んだ質問なども飛び交い、活発にコミュニケーションが行われていました。また、P講習報告会終了後には、OBとの交流会も開催し、コロナ禍における社会人生活や会社の事業紹介、学生に向けた貴重なアドバイスなども頂き、終始和やかな雰囲気のP講習報告会となりました。
P講習報告会 (2022/05/28) A班:角田晴輝、近藤弥磨斗、新屋那月、戸川來星
A班では、reCAPTCHA の画像選択を練習するアプリケーションを作成しました。Web サイトで「わたしはロボットではありません」というチェックボックスをチェックしたあとに課されることのある画像選択の問題を練習できるアプリケーションです。本来画像選択の画面は、ロボットであることが疑われた場合にのみ表示されますが、このアプリケーションでは、その画面が比較的高い確率で表示されるよう工夫しました。
発表者からひと言
【 アプリについて 】このアプリケーションでは、reCAPTCHA に慣れることができるよう「練習する」と「学習する」の 2 種類の使い方を用意しました。「練習する」では、画像選択の問題を練習したり、ログイン画面を模した画面で実践練習したりすることができます。「学習する」では、reCAPTCHA について、概要や詳細を学ぶことができます。
【 セキュリティ機能(開発について) 】reCAPTCHAは、ボットなどのサイバー攻撃対策の技術のひとつで、最新バージョンは"v3"です。このアプリケーションでは、初めて表示された時に操作方法が分かりにくいこと、まだまだ使われていることから、画像選択をする"v2(check box)"を対象としました。
【 感想 】オンラインと対面のハイブリットで会議や作業を行うことができたので、作業をスムーズに行うことができました。また、今までよく分からないで操作していた"reCAPTCHA"について詳しく知ることができました。
P講習報告会 (2022/05/28) B班:岸田葉、小堤央也、六鹿博紀、ロサン
B班はCTFのスコアサーバアプリを作成しました。CTFは「Capture The Flag」の頭文字をとったもので、情報セキュリティ分野では隠されたフラグを知識や技術を駆使し見つけ出す、ゲーム型の教育ツールです。CTFを通じて、セキュリティ分野への興味関心を持ってもらうことを目的としています。
発表者からひと言
【 アプリについて 】アカウントを作成してログインすることでCTFにすぐに参加できます。シーザー暗号といった簡単なCTF問題を準備してあり、初心者でも気軽に挑戦できます。
【 開発について 】WebフレームワークにはDjango、データベースはsqlite、cssのフレームワークにはbootstrapを使用しました。Djangoに標準で搭載されている管理者機能を使うことで、CTFの問題追加が簡単にできるよう配慮しました。
【 感想 】オンライン作業が中心となり、コミュニケーションをとることが大変でした。タスクの順位付けやスケジュール管理など意識しなければならないことが非常に多く、チーム開発の難しさを実感しました。今後はこの経験を活かし、研究や開発に繋げていければと思います。
P講習報告会 (2022/05/28) C班:小川博徒、坂木佳菜、鈴木松卓、峰岡侑都
C班では、TwitterアカウントのIDとパスワードを盗取するフィッシングサイトを体験してもらうためのWEBサイトを作成しました。近年フィッシングサイトによる被害が増加傾向にあり、スマートフォンユーザーをねらっていると考えられる手法が取られることも多くなっています。そのような状況を踏まえ、実際に身近なSNSを通して被害者目線で体験してもらうことによりセキュリティ意識の啓発を目的としています。
発表者からひと言
【 アプリについて 】実際にTwitterを用いて、タイムラインに流れてくるツイートからフィッシングサイトに誘導し、本来不必要なアカウント連携をさせることでIDとパスワードを盗取するというシナリオになっています。盗取された後に実際にIDとパスワードを表示して、参考として考えられる被害や被害に遭わないためのポイントを紹介しています。
【 開発について 】PythonのフレームワークであるFlaskを使用し、開発を進めました。選択理由としましては、研究室に配属されてすぐに行う講習でFlaskを学習したため、それを活かす形で選択しました。他にも盗取したIDとパスワードの管理にデータベース管理システムのSQLite、ブラウザの拡張機能実装にjQueryを利用しました。
【 感想 】メンバーそれぞれの個性を活かした形で開発を進めることが出来ました。アイデアから実装までを経験した人がほとんどいない中で、試行錯誤しながらも良い作品を作ることが出来たと思います。
2021年度学位記交付式、いわゆる卒業式、修了式 (2022/03/19)
令和3年度 総代・学長賞受賞者
未来科学部 情報メディア学科 栗原 史弥
総代・学長賞
[関連情報]
2022年3月 キラリ☆電大生 中久喜 丈一さん、栗原 史弥さん
https://www.dendai.ac.jp/about/gakuen/publicity/202203.html
情報処理学会 第46回セキュリティ心理学とトラスト研究発表会 (2022/03/08)
3月7日(月)~3月8日(火)、第46回セキュリティ心理学とトラスト研究発表会がオンラインで開催されました。情報セキュリティ研究室からは1名がオンライン発表しました。
栗原史弥:表層情報を用いたマルウェア検知精度を維持する機械学習モデル更新手法の検討
発表者からひと言
[栗原] 学会発表は初めてで、大変緊張しました。研究内容を発表時間内に伝わるような資料を作る部分が一番苦労しました。研究をした本人は伝わると思っても、第三者から見たらうまく伝わっていないことが多く、客観的にわかりやすい資料を作るというのは非常に難しく、社会に出ても必要な能力だと強く実感しました。また、座長の方には今後につながるアドバイスを頂けたので、今後の研究活動に活かしていきたいと思います。
発表者からひと言
[藤田] 学会発表に向けて準備を進めていたので、無事に発表できてよかったです。オンラインでの発表でしたが、良い経験になったと思います。
[大浦] 初めての学会発表でした。オンラインでの参加となってしまいましたが、こうした形式での発表もまた貴重な経験だったと感じています。発表までの1年間、献身的に研究に取り組んできましたが、こうすればよかった、といった反省点も多くありますし、まだ取り組み切れていない展望もあります。将来、この研究を継承してくれる後輩が現れることを願います。この発表までの経験を活かし、4月からの社会人としての活動を有意義にしていけたらなと考えています。
2021年度 東京電機大学合同卒業研究発表会 (2022/02/21)
2月21日(月)、暗号方式・暗号プロトコル研究室との合同卒業研究発表会を開催しました。情報セキュリティ研究室からは11名がオフラインで発表しました。
松本拓実:ブロックチェーンを用いた透明性のあるキャンセル可能なチケット抽選・発行システムの提案
栗原史弥:表層情報を用いたマルウェア検知精度を維持する機械学習モデル更新手法の検討
高田渓太:クラウドを用いた企業サイト構築におけるセキュリティ対策の検討
諸橋匠:オンラインゲーム通信トラフィックを対象とした検知システムの検討
溝口航:格子暗号を対象とした演習システムの検討
岡田大輔:東京電機大学におけるダークネット観測システムの検討
生田昴:Unityを用いたダークネット観測データ可視化システムの提案
藤田佳菜子:Webサイトを対象とした脆弱性情報ハンドリング教育プログラムの検討
大浦優太郎:脆弱性情報ハンドリング教育プログラムにおけるWeb サイト脆弱性体験ツールの検討
蔡晟澤:スマートフォン向けネットワークフォレンジックツール NetLogger の開発
増山裕人:情報セキュリティ啓発を支援するゲーム型教材の制作
発表者からひと言
[松本] 午後プログラム1番目の発表だったのでより緊張しました。質問にうまく答えられなかったところもありますが、中間発表よりは自分の考えを伝えることができたと思います。また、他の研究室と合同で行ったので、他の分野の知見を得ることができました。
[栗原] オフラインでの発表で緊張しましたが、練習通りに発表できました。他の研究室の人からの質問を頂くことができ、別の視点から自分の研究に対する疑問点を洗い出せたことは今後に繋がると考えています。
[高田] 対面での発表ということで、Zoom越しの発表とは違って発表を聞いている人の表情や目線などを目の当たりにし、発表中は常に目の前の人を意識しながら発表することになりました。今使った自分の表現が通じたかどうか怪しいなということや、相手の関心度などを見ながら発表することができるため、今後、発表中の相手のリアクションからも、発表の改善につなげられるようにできれば良いなと感じました。コロナ禍の影響で、なかなか対面で発表することが難しい状況の中で、学習の一環として現地で発表を行うことができたということは良い経験になったと考えています。
[諸橋] 卒論発表ということで、緊張していましたが、思っていたよりは、落ち着いて話すことができたかなと思います。発表時間が短めだった為、たくさんの質問をして下さった方々、ありがとうございました。
[溝口] 自分の研究を他人に伝える大変さを知る良い機会になりました。研究期間はコロナ禍だったのでうまくいかないこともありましたが、しっかりとやり切れたかなと思っています。
[岡田] 発表時間が予定より長くなり時間がかかってしまいましたが、必要な内容を伝えきることができました。また、資料内容を図やグラフを増やしたことは良かったと思っています。
[生田] 合同発表会ということで他の研究室の内容も聞き、自分自身の発表にも緊張感を持つことができ、有意義な時間を過ごせたと思います。また同じ研究室の学生の研究成果を聞くことがとても面白く楽しい時間でした。自分のやってきたことや思いを他人に伝えることはとても難しく、細かく考えていかないといけないことを再認識し、一つ成長できた良い機会だったと思います。他の研究室はオンラインでやっているところが多かったので対面での実施が叶ってよかったです。
[藤田] 他の研究室との合同発表ということで参加者が多く、いつも以上に緊張しました。発表に向けて練習や資料の修正を繰り返し行なっていたので、その成果が発揮できてよかったです。
[大浦] スライドの添削を重ね、他研究室の学生にも理解してもらえるよう心がけました。発表中少し緊張してしまい、しっかり説明できたか不安はありますが、このコロナ禍においては人が集まって発表する機会が貴重だったため、いい経験になったと思います。暗号方式・暗号プロトコル研究室の研究も面白いものが多く、興味深く聞かせていただきました。
[蔡] 発表練習を数回行い、わかりやすいスライドになるように修正を繰り返しましたが、時間は限られており、説明しきれていない部分があります。制限時間を超えてしまったため、1つしか質問されなくて残念でした。
[増山] 発表をスムーズに行うため、練習と言葉の選別を行いました。連射では時間が短くなってしまっていたので心配でしたが本番では時間通りになって良かったです。1番最後ということで緊張しましたが、最後までやり切れて良かったです。
2021年度 東京電機大学 修士論文研究成果発表会 (2022/02/12)
2月12日(土)、情報メディア学専攻の修士論文研究成果発表会を開催しました。情報セキュリティ研究室からは4名がオフラインで発表しました。
佐野智弥:URLを用いたフィッシングサイト検知におけるコンセプトドリフト影響緩和手法の検討
前田幸平:ネットワークスキャンへの擬似応答と隔離ネットワーク構築による標的型攻撃対策手法の提案
松井紘大:TDU-CSIRT と連携した学生自主運用型マルウェア対策教育プログラムの提案
割子田正樹:ブロックチェーンを活用した更新履歴検証が可能なGitサーバー運用手法の提案
発表者からひと言
[佐野] 久しぶりのオフラインかつ一番最初の発表ということもあり大変緊張しました。緊張のあまり早口になってしまうなど課題点もありましたが、発表自体は大きな問題なく終えることができて良かったです。自身の研究や考えを知らない人に対してどのように資料にまとめるのか、制限時間内に如何に伝えるのかなど、難しい点もありましたがいい経験になりました。本発表の経験を今後の活動に活かしていきたいと考えています。
[前田] オフラインの発表は久しぶりでした。発表の途中で音声のトラブルがありスムーズに発表を終えられませんでしたが、大きな緊張や動揺は無く、落ち着いて発表できました。目の前にいる聴衆とZoom上にいる聴衆の両方に向けて発表することの難しさを感じましたが、いい経験になりました。今回の発表会の経験を今後に活かしたいと思います。
[松井] この情勢下の中、オンラインで研究を進めるというのはなかなか大変でしたが、最後にオフラインで顔を合わせて発表できて良かったです。学部時代の時よりも落ち着いて自分の伝えたいことを話せて、個人的にも成長できたと感じました。研究発表における情報を取捨選択して伝えるという作業は今後社会人になってからも大きく活きてくると思うので、この経験を糧にさらに成長していきたいです。
[割子田] 私たちの研究室はZoomとオフラインのハイブリッド形式で発表を実施しましたが、久しぶりにそういった形式で発表をすることができ良い経験となりました。15分という限られた時間で自分の研究を完全に説明することは難しく、伝えきれていない点も多くありましたが、整理してアウトプットするという一連の流れを完遂できて安堵しています。発表後の質疑では他研究室の学生や教員の方から反応をいただけた点も嬉しかったです。 今回の経験を今後のあらゆる活動に活かしていきたいです。
2021年度 JNSA学生賞 (2022/02/01)
「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT2)Basic SecCap カリキュラム」参加学生表彰 [1]
栗原史弥
[関連情報]
情報メディア学科の栗原さんが「JNSA学生賞」を受賞 [kurihara22]
2022年 暗号と情報セキュリティシンポジウム (SCIS2022) (2022/01/19)
1月18日(火)~21日(金)、グランキューブ大阪・大阪府立国際会議場(大阪府大阪市北区中之島5丁目3-51)において、2022年 暗号と情報セキュリティシンポジウム (SCIS2022)が開催されました。情報セキュリティ研究室からは1名が現地参加で発表しました。
周家興:IoTマルウェア基礎情報の調査 [syuu22]
Last modified: 2023/05/31 18:29:53
First Published: 2022/11/05 11:30:00